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[ 文庫 ]
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影が行く―ホラーSF傑作選 (創元SF文庫)
・フィリップ・K. ディック ・ディーン・R. クーンツ
【東京創元社】
発売日: 2000-08
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 307円〜
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・フィリップ・K. ディック ・ディーン・R. クーンツ ・Philip K. Dick ・Dean R. Koontz
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カスタマー平均評価: 4
選択がダメ キャンベルの「影が行く」は入手困難なので、これが入ったのは評価できます。しかし、それ以外の作品はつまらない。つまらなすぎる。訳者は編者でもあるようだが、アンソロジストとしてはまだまだ修養を積む必要があると思います。 イマジネーション膨らむ、「読む」SF名画座 ビジュアルイメージが鮮烈な、あるいは舞台設定や構成が映像向きな、読み手のイマジネーションを広げてくれる、ある種の爽快感のある短編集だ。カーペンターの『遊星からの物体X』は表題になっている収録作「影が行く」の忠実な映像化として評価が高い。が、今もって色褪せない同映画ですら割愛された衝撃のシーンをイメージするのも面白いだろう。 マシスン「消えた少女」は、『トワイライトゾーン』で映像化されている。 他収録作も、映像化が望まれる傑作ばかり。 あ、そうそう。シオドア・L.トーマスの「群体」は、『絶対の危機』や『人食いアメーバの恐怖』の原作ではないか?と勘ぐりたくなってしまう、スライム系モンスターの小説。短編ながら、モンスターが増殖拡散していく様≒被害の拡大が丁寧にテンポ良く描かれている。映画以上に映画的な、拾い物の逸品。 これは、読むB級SF映画だ! 現在入手可能なSFホラーアンソロジーとしては、『幻想と怪奇 宇宙怪獣現わる』と双璧を成す傑作選。表題になっている収録作「影が行く」は、カーペンターの『遊星からの物体X』の原作である。今もって色褪せない同映画で割愛された衝撃のシーンをイメージするのも面白いだろう。 マシスン「消えた少女」は、『トワイライトゾーン』で映像化されている。 他収録作も、映像化が望まれる傑作が多い。ビジュアルイメージが鮮烈な、あるいは、舞台設定や構成が映像向きな、読み手のイマジネーションを広げてくれる、ある種爽快感のある短編集だ。 あ、そうそう。シオドア・L.トーマスの「群体」は、『絶対の危機』や『人食いアメーバの恐怖』の原作ではないか?と勘ぐりたくなってしまう、スライム系モンスターの小説。短編ながら、モンスターが増殖拡散していく様≒被害の拡大が丁寧にテンポ良く描かれている。映画以上に映画的な、拾い物のの逸品。 読みごたえ十分 タイトルナンバーはオールタイムベスト級の傑作。南極探検隊と恐るべき擬態能力の異星人との息詰まる戦いをスリルとサスペンスたっぷりに描く。一体誰が既に乗っ取られているのだろうか?異様な緊張感が徐々に高まってゆき,隊員全員がそろってのテストの場面でピークを迎える。ジョン・カーペンター監督の作品にうなった人なら,この素晴らしい原作に,なるほどとうなずくに相違ない。 「ごきげん目盛り」は,暑くなるとキレるアンドロイドとその持ち主の男との逃避行を,ドライでややキワモノ的なベスター節でぐいぐいとばす作品。「ヨー・ヴォムビスの地下墓地」と「唾の樹」は,ともにラヴクラフト風の異生物の脅威をかっちりと書き込んでいる。もっとも「・・地下墓地」は大真面目に,「唾の樹」はパロディじみた洒落っ気を感じさせるのがおもしろい。後者は,名高いネヴュラ賞受賞作なので,要チェックでしょう。 「探検隊帰る」は,繰り返し帰還する火星探検隊とそれを抹殺する人々の耐え難い無力感を描く。温かく歓迎されることを疑わない探検隊の信じがたい現実と絶望をディック一流に強烈に料理したものが味わえる。 クーンツの「悪夢団」は,抑え目のスプラッター。酷薄なエスパーに率いられた凶悪犯罪者集団の蛮行がエスカレーションする中で主人公の最も恐れることをタイトにまとめた好短編。 さらに,ライバー,ナイト,ヴァンス,ゼラズニイ等々御大揃い踏み状態のボリュームあふれるアンソロジーだ。 楽しめる、手軽な作品集 刺激的には多少物足りないが、バラエティにとんだホラーSF掌編が詰まっている。 人間関係を織り込んで長編ドラマに仕立てなくても、秀逸なアイデアを中心としてエピソードを書き切るだけで十分魅力的だ。子供の頃にジュウブナイル版でSFを読んでワクワクしたように、次の作品のプロットが非常に楽しみになる、そんな手軽な作品集だ。
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[ 文庫 ]
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たがみよしひさ作品集 1 SF・ホラー編
・たがみ よしひさ
【ぶんか社】
発売日: 2009-04-20
参考価格: 900 円(税込)
販売価格: 900 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 645円〜
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・たがみ よしひさ
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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百万人の超現実―特撮・怪獣・SF・ホラー キーワードLIB
・聖 咲奇
【朝日ソノラマ】
発売日: 2003-12
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 入荷待ち
中古価格: 1,780円〜
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・聖 咲奇
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カスタマー平均評価: 4
B級な表紙に魅かれました。 B級SF・ホラーのマニアやそうでない人にも楽しめる内容でした。特撮の技術や映画会社といった項目を含め、豊富なモノクロ図版が飽きさせず、実際に紹介する映画作品を見てみたいと強く思いました。パルプ雑誌風のチープな装丁も、マニア魂をくすぐる感じでグッド! 迷うなかれ まだ読み始めたばかりですがわかります。 このジャンルに興味のある人は迷わず買いましょう。 濃く、そして上質です。 人生に退屈しない秘訣がここに詰まってます。私は仕事柄、書籍のコストの計算ができますが、常識的な部数であるなら、この価格はかなり良心的だと思われます。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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デストピア聖典―SF&ホラー映画の黙示録
・鷲巣 義明
【フィルムアート社】
発売日: 2000-08
参考価格: 2,310 円(税込)
販売価格: 2,310 円(税込)
Amazonポイント: 23 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,189円〜
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・鷲巣 義明
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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超弦領域 年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)
【東京創元社】
発売日: 2009-06-25
参考価格: 1,155 円(税込)
販売価格: 1,155 円(税込)
( 在庫あり。 )
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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20世紀SF〈1〉1940年代―星ねずみ (河出文庫)
・アイザック アシモフ ・ブラウン ・中村 融 ・山岸 真 ・Isaac Asimov
【河出書房新社】
発売日: 2000-11
参考価格: 998 円(税込)
販売価格: 998 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 341円〜
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・アイザック アシモフ ・ブラウン ・中村 融 ・山岸 真 ・Isaac Asimov
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カスタマー平均評価: 4.5
良作がいっぱい詰まった贅沢な一冊 有名なSF作家の隠れた良作(隠れてるかはよくわからないけど)を11編収録した贅沢な短編集。
アイザック・アシモフや、レイ・ブラッド・ベリ、アーサー・C・クラークなど、比較的有名なSF作家達の短編が一冊に詰まっているのでとっつきやすい。いろいろな作家が集まっているため読むのに時間はかかるが、一つ一つすばらしい作品なので読んでおいて損は無い。
個人的に好きな短編は「星ねずみ」「鎮魂歌」「昨日は月曜日だった」。星ねずみは御伽噺のようで面白い。しかも登場するねずみの名前がミッキーマウスなのだ。小説の中にミッキーマウスを持ってくるあたりがユーモラスで面白かった。鎮魂歌は宇宙への夢を持っている人なら誰でも楽しめると思う。命をかけてでも宇宙へ行きたいという気持ちは痛いほどよくわかる。ラストのシーンではなんともいえない物悲しさと老人の夢が叶ったことへの喜びを感じた。昨日は月曜日だったは奇妙な話で面白かった。奇妙な世界へ足を踏み入れてしまった主人公の困惑がとても面白い。これは普通にドラマにしたら面白そう。
11編あるうちに気に入るSFは必ずあると思うのでSF好きにはぜひともおすすめしたい一冊です。 宇宙に行ったねずみ ◆「星ねずみ」(フレドリック・ブラウン)
地球上の生物で、はじめて宇宙に出たねずみ、ミッキーの話。
中村融氏が〈現代のおどぎ話〉と評しているように、押し付けがましくない
寓話性があり、なおかつ、キャラクターすべてが愛らしい。
とくに、ミッキーや異星人たちが、ミッキーをロケットに乗せて打ち上げた大先生の
訛まるだしの口調で会話しているくだりには、なんだか幸せな気持ちにさせてもらいましたw
◆「美女ありき」(C・L・ムーア)
火事で体を失った舞姫が、サイボーグとして生まれ変わる話。
サイバネティクスがテーマであることから、当然「人間はどこまで機械か、
機械はどこまで人間か」という問題が提起されるわけですが、それ以上に、
希代の舞姫であったヒロインの人物像の掘り下げと、アイドルである彼女に
群がるメディアや観客との関係性といったものにスポットが当てられています。
彼女の精神的再生を、彼女のマネージャーである
男性の視点から描く、語りの技法も効果的です。
◆「昨日は月曜日だった」(シオドア・スタージョン)
昨日は月曜日だったはずなのに、目覚めると、
水曜日の朝になっていたという自動車工の話。
我々の現実はすべて芝居であり、舞台裏では小人たちが明日や明後日の
セットを作っていたというスタージョン一流の破格な奇想が展開されています。
主人公は「俳優くん」と呼ばれ、どうやらプロンプター(守護天使)の指示間違いで
月曜日の夜のセットから、未完成の水曜日の朝のセットに移動してしまったとのこと。
主人公はプロデューサーに会いに行き、元の場所に戻してもらおうとします。
ここでの「プロデューサー」というのは、きっと××のことなんでしょうね。
勉強になる 充実した後書、読みやすくなった新訳、確かな選択眼、どれをとってもきわめて高水準のSFアンソロジーといえる。とてもオススメ。 遅ればせながら… 表題作の「星ねずみ」は創元推理文庫版、サンリオ版、共に読んでいるが、今回の新訳が一番良いのではないだろうか? 原文はどうなっているのか知る由もないが、最後の一行で泣いたよ、私。 懐かしのSF 錚々たる作者の定評ある作品、ほとんど遥か昔に読んだもので、あとがきによると改訳してある由だが翻訳の勢いは旧作のほうがあったのではないだろうか。 表紙はマンガチックでセンスがない。センス・オブ・ワンダーを感じるものにしてほしかった。で、星4つ。
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[ 文庫 ]
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20世紀SF〈6〉1990年代―遺伝子戦争 (河出文庫)
・グレッグ イーガン ・ダン シモンズ
【河出書房新社】
発売日: 2001-09
参考価格: 998 円(税込)
販売価格: 998 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 630円〜
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・グレッグ イーガン ・ダン シモンズ
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カスタマー平均評価: 5
たまにはSFなど ヴァラエティに富んだ全11編中、本書を購入したきっかけとなったのがダン・シモンズの『ケンタウルスの死』。
予想外の物語に感嘆。なんという「お話」。
ダン・シモンズ、そういう時代に生まれていたら、きっと The Legendary Bard として名を残したことでしょう。
それとも先祖にいるのかな?
『ケンタウルスの死』と双璧の読み応えは、グレッグ・イーガン『しあわせの理由』。
SF要素は欠かせない設定ではあるけれど、それが無くともなんとも辛い物語。なのに、けして暗いだけでも悲惨なだけでもない。
こういう「それでも生きていく人生」の話には、もともと弱いのですが。
cheerful を「しあわせ」とした訳者のセンスも素敵です。
上記2作品だけでも1冊分のモトはとった気分ですが、他に、
異様な未来風景と典型的ロードムービー物語のミスマッチが楽しくて、やがて寂しいテリー・ビッスン『平ら山を越えて』
あまりの滅茶苦茶ぶりに大笑いしたアレン・スティール『マジンラ世紀末最終大決戦』
(しかし、Mudzilla がマジンラってことは、Godzilla はゴジンラ?)
年季の入ったSF読者の方はまた別の感想もあるかもしれませんが、私のようなSF素人にも親切な面白さで★5つ。
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[ 文庫 ]
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死者たちの声 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-361 宇宙英雄ローダン・シリーズ 361) (ハヤカワ文庫SF)
・エルンスト・ヴルチェク ・H・G・エーヴェルス
【早川書房】
発売日: 2009-06-10
参考価格: 609 円(税込)
販売価格: 609 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 200円〜
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・エルンスト・ヴルチェク ・H・G・エーヴェルス ・依光 隆
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カスタマー平均評価: 5
嘗ての友軍マークス種族に共闘を呼び掛けよ!懐旧ローダン・シリーズ第361巻。 宿敵公会議勢力との戦いを前に嘗ての友軍マークス種族に共闘を呼び掛けようと試みる新アインシュタイン帝国の攻防を描く大長編SFスペース・オペラ宇宙英雄ローダン・シリーズ第361巻。本巻の執筆者は、実力派の両雄共演ヴルチェクとエーヴェルスです。新アインシュタイン帝国の国家主席アトランは嘗ての同盟種族マークスに共闘を呼び掛けるべく、USOスペシャリストのロナルド・テケナー大佐を彼らの軍事拠点ルックアウト・ステーションへと派遣する。本巻は2編ともアトランの故郷銀河編です。
『死者たちの声』エルンスト・ヴルチェク著:テケナーはマルティ・サイボーグと化したマークスの友人グレク24と同行し宇宙駅に潜入するが、そこで彼らを待っていたのは何と三千体ものマークスの死体だった。久々登場ヴルチェクは時折洒落た小ネタで笑わせてくれると共に、得意の不気味なSF怪異現象で読者の背筋を凍らせます。『オヴァロンへのメッセージ』H.G.エーヴェルス著:惑星ラスト・ホープで奪取した通信装置ダッカルカムにより国家主席アトランは遠く三千六百光年以上離れたグルエルフィン銀河のカピン種族のガンヨ(皇帝)オヴァロンに向けて協力を呼び掛けるメッセージを送る。本編では嘗て人類と共に戦った時代から137年後のカピン世界の退廃した姿が描かれ、過去のアルコン帝国を思い出して何処も同じかと感慨に捕われました。老齢に勝てないオヴァロンの運命に一時代の終焉が感じられますが、同時に人類の呼び掛けが契機となり再び力強く復活しそうなカピン種族に希望の萌芽を感じ励まされました。
本書の翻訳者代表の青山茜氏のあとがきは、電車内で表紙カバーのまま堂々と本を読む車内宣伝を推奨されています。本書カバーにはローダンの勇姿がありますが、残念ながら本編には登場せずまたも再会はお預けとなりました。でも挫けずに三度目の正直を信じてひたすら次巻を待ちましょう。
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[ 単行本 ]
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ドイル傑作選〈2〉ホラー・SF篇
・アーサー・コナン ドイル
【翔泳社】
発売日: 2000-02
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 入荷待ち
中古価格: 957円〜
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・アーサー・コナン ドイル ・Arthur Conan Doyle
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カスタマー平均評価: 4
こんなドイル、あんなドイル ドイルの様々な側面を紹介する為に編まれたアンソロジー(全2巻)の2巻目で、もっときちんとジャンル別に纏まったものをお望みならば新潮文庫版の『ドイル傑作集』や創元推理文庫版等でも読んだ方がいいだろうが、西崎氏の解説を含めて、作家ドイルの魅力を全般的に知りたいと云う読者には是非お薦め。他では読めない落ち穂拾いもしてくれており、シドニー・パジェット他による挿絵も数点載せられているので、コアなファンでも楽しめる。最初の5篇は「恐怖の物語」。怪生物に幽霊、蘇ったミイラに呪いのかかった品等、怪奇小説のオンパレード。次の4篇は「科学と空想の物語」で、3篇は奇想天外SFもので裡2篇はチャレンジャー教授もの。『危険!』は来るべき潜水艦の脅威に対して1914年の時点で警鐘を鳴らした「軍事シミュレーション」小説、以前から名のみ高かったが多分これが初邦訳。最後の5篇は「神秘の物語」で、心霊主義に凝ったドイルらしく死後の世界の不思議を扱ったものが3篇、後の作品には半不死人に精神的ヴァンパイアが出て来る。 1巻も併せて読むと、これまで余り一般には知られて来なかったドイルの面白さを発見することが出来て驚くが、これだけ揃うと、いっそもっとドーンとしたボリュームで全集の様なものを出してくれないかと高望みもしたくなる。
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[ 文庫 ]
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ホラーSF傑作選 (1978年) (集英社文庫―コバルトシリーズ)
【集英社】
発売日: 1978-04
参考価格: 273 円(税込)
販売価格: 入荷待ち
中古価格: 182円〜
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カスタマー平均評価: 0
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